「夕方になると足がパンパンになる」「靴下の跡がなかなか消えない」
そんな"足のむくみ"に悩んでいませんか?
下肢(脚)のむくみは、血液やリンパの流れが滞ることで、余分な水分が皮膚の下にたまることで起こります。
立ち仕事や長時間の座り姿勢、塩分の摂りすぎ、冷えなど、日常の中で起こる一時的なむくみもありますが、なかには病気が隠れているケースもあるため注意が必要です。
こんな違いもヒントに
むくみは「よくあること」と思われがちですが、身体からの重要なサインのひとつです。
気になる症状が続く場合は、放置せずに一度ご相談ください。
**下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)**とは、脚の血管(静脈)がふくらんで浮き出し、曲がりくねったり、ボコボコと盛り上がったりする病気です。特にふくらはぎや太ももに目立ちやすく、多くの場合、足の付け根の静脈の中にある弁が壊れることで血液が逆流し、血管が拡張してしまうことが原因です。
特に、長時間立ち仕事をされている方、出産経験のある女性、遺伝的な体質がある方は発症しやすい傾向があります。
下肢静脈瘤は命に関わる病気ではありませんが、放置すると症状が徐々に悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。また、「ただの脚の疲れ」や「年齢のせい」と思って見逃されることも少なくありません。
治療は、症状の程度やライフスタイルに応じて選択されます。
現在は身体への負担が少ない低侵襲の治療法も多く、日帰りで行えるケースもあります。
「見た目が気になる」「脚が重だるい」「むくみがなかなか取れない」
そんな症状にお悩みの方は、下肢静脈瘤が隠れている可能性があります。
当クリニックでは、超音波検査などによる的確な診断と、必要に応じた専門医へのご紹介も行っております。お気軽にご相談ください。
深部静脈血栓症(DVT:Deep Vein Thrombosis)とは、脚(特にふくらはぎや太もも)の深い部分にある静脈に血のかたまり(血栓)ができる病気です。
血栓が静脈の中に詰まると、血流が悪くなり、腫れや痛みなどの症状が現れます。
特に注意が必要なのは、この血栓が血流に乗って肺に流れ込み、**肺塞栓症(エコノミークラス症候群)**を引き起こすことがある点です。肺塞栓は命に関わる可能性もあり、早期発見・早期治療が重要です。
※症状がはっきり出ない場合もあり、注意が必要です。
当クリニックでは、血液検査(Dダイマー)や下肢の超音波検査を行い、血栓の有無や状態を評価します。
治療は主に以下のような方法があります:
「片脚だけがむくむ」「ふくらはぎが痛い」「長時間動いていない」
そんな時は、深部静脈血栓症のサインかもしれません。
当クリニックでは、的確な診断と必要に応じた速やかな対応を心がけています。気になる症状があれば、早めにご相談ください。